10年で42億円つくったオンナ。
ビジネスではまずは「ペルソナ」をつくろうね~
なんて教わった方も多いと思います。
過去のお客様、もしくはまだ会っていないけどこんな特徴があったら理想!
という人、を参考に「理想のお客様像」というのを作ったことがあるかと。
最初は「そこまで絞り込んでいいの??」
って非常に疑問に思ったのですが、、とある企業さんの事例を見たときに、
「ペルソナの威力、やば・・・」
と思ったので、ちょっと紹介したいと思います。
◆実例◆
Soup Stock Tokyo
「10年で売上高42億円!」
引用元:女性に愛され、売上高42億円の「Soup Stock Tokyo」による究極のマーケティング戦略とは?|U-NOTE [ユーノート]
ペルソナは「秋野つゆ」
37歳女性
都心で働くキャリアウーマン
装飾性よりも、
機能性重視。
フォアグラよりもレバーが好き。
プールでは平泳ぎより
クロールで泳ぐ。
社交的だが自分の時間を大切にし、
人生を楽しみたい。
この「秋野つゆ」さんを満足させるように
メニュー、店舗、内装全てを考えていきました。
スープの価格は安いとは言えない「630円」
お店の立地もオフィス街や駅チカの店舗
経済的、精神的にも余裕がある都心で働くキャリアウーマンなら
どんな選択をするか?という視点で出店しているんです。
たくさん人が集まる渋谷のスクランブル交差点は、決して候補に上がらない。
「秋野つゆ」や近い顧客層が好んでいく場所ではないから。
結果、わずか10年で
「売上高42億円」
「店舗数52店舗」
と、大幅に成長。
それも、ブランドを維持するために会社で設定した「ペルソナ」にそって
マーケティングをした成果なんですね。
***
法人と個人とで必ずしも同列に比較して良いとは限らないのですが、
やはりペルソナを絞ったからこその成果です。
それもただ絞るだけでなく、そのペルソナさんの好み、人生観、価値観など
徹底的に調べあげ、37歳独身アラフォー女性のライフスタイルが、同じく同世代かつ似たライフスタイルの女性たちの共感を呼んだから。
スープひとつでも、どんな人を「あっ!」と驚かせるか?
「もう、、最高!」と喜んでもらえるか?
それは決して万人受けでは絶対無理なんです。
もっとわかりやすく言えば、数人で食事へ行こう!と約束した際、
・何をみんなで食べたいか?
・どんな人が来るのか?子連れか?
・アルコールはOKか?
・嫌いなものはないか?
を事前に確認すると思います。
そして、もっと気が利いた人なら「お誕生日の人いる?」って聞くことも
あるかもしれません。
もし、いるのだとしたら「バースデープラン」を選べるお店も選択肢に入ってきますよね?
そうしていくと、「みんなで食べられる」よりも「ひとりの人のお誕生日を祝う」というイベントが追加されたことによって、
普通のお食事会が、とっても特定の人にとってすごく記憶の残るステキなひと時に
変わるんです。
ここでいう「特定の人」がビジネスでいう「ペルソナ」
ありきたりな皆で「おいしい」「幸せ」でなく
「至上最高!」ととびきりのハッピーを生み出せるかが大事であって、それがビジネスでの第一歩として「ペルソナ」をしっかりつる必要性につながります。
なので、「ペルソナ」を設定することは大切なんですね。
そして、「ペルソナ」設定でさらにリアリティを生むモデル像に変えていくには、
ある手順を踏んで、つくりあげることが必要です。
それは、次に続きます・・・